chang-moz-e
2003年イギリス丼(意味不明)
Part5
5日目(4月5日)
前日は梶原夫妻の部屋でみんなで飲んで、自分の部屋に戻ったのは何時頃だったのか？
シャワーを浴びる前にテレビをつけてベッドに横になったところまでは覚えていましたが．．．
ハッと目が覚めると、ニュースをやっていたハズのテレビからは、子供番組風キャラクターの声が。
電気も付いたままで朝を迎えてしまっていたのでした。
イギリスに来て、ようやく伸び伸び眠れるハズだったのに、思いっきり"着どころ寝"してしまいました。(ToT)
ホテルの階段の吹き抜けを見上げる ＆ TVのメーカー名は「MATSUI」(笑)
今日は完全に自由行動なので、宿を出る時間はもとより、起きて朝食を食べる時間すら合わせていなかったので、
ちょっとドキドキしながら地下の食堂に行きました。幸い(笑)千葉さん親子と一緒になったので、段取り良く食事を済ませ、
いよいよ"ロンドン観光"へ。
敢えて最初に断っておきますが、おいらはよ〜く歩きます。(笑)
３年前のエジンバラでは、街のかなりの道(路地を含む)を把握し、観光地からハズれた住宅地区まで歩いて、
いかにも"ご近所のスーパー"みたいなところで巨大なステーキ肉を買って帰った経歴があります。(笑)
更にはホリールード公園にある山にも登りました。(莫迦)
今回も気持ちは"徒歩モード"。最寄りの地下鉄駅には向かわず、昨日車で走った道を歩いてそのままどこまでもコースです。
さて、歩き始めたまではよかったものの、初めての土地でもご近所のように徘徊するおいらは、ロンドン市内の地図や名所を
ほとんどチェックしないままだったのです。とりあえず決まっていたのは、AM11時にバッキンガム宮殿での衛兵交替を見る事と、
最終集合がPM7時にハードロック・カフェ、という事だけ。
宿を出てしばらくすると、ひと足先に出ていた梶原夫妻と遭遇。二人はコインランドリーに寄ったりと、まだ観光モードでは
ありませんでした。
この時、梶原さんがおいらに「体調は？」と質問してきました。その時はなにも気にせず「元気です」と返事をしましたが、
実はこの質問が、この後のちょっとした"事件"の布石になっていたのでした。(^^;
午前中の日射し ＆ 道路工事中、ココは名所ぢゃありません ＆ ブロンプトン通り、奥にハロッズ 一応名所(笑)
ブロンプトン通りを黙々と歩くと、左手にハイド・パークが見えてきたので、「ちょっと覗いてみよう」ってなノリで寄ってみました。
．．．ハイド・パークって、敷地の中にも道路があって信号とかあるくらいデカいんですね。(笑)
あまりの巨大さを入口で感じたおいらは、それ以上踏み込まず、そそくさとバッキンガム宮殿に向かったのでした。
途中、ウエリントン・アーチ(当時は名前も全く知らず)をくぐったのですが、歩道のまん中には大量の馬フンが．．．
良く見ると、交差点の信号も歩行者ぢゃなくて、馬に乗ってる図柄でした。馬も街の一部なんですね。
公園内が街みたいなハイドパークの地図 ＆ 馬フン通りのウエリントン・アーチ(笑)
バッキンガム宮殿へ向かう道は、両側が公園になっていて新緑の"香り"がとても心地良く、先ほどの馬フンの事はすっかり
はるか記憶の彼方に葬り去られたのでした。
結局、衛兵交替の始まる時間の30分前に宮殿の正面、クイーン・ビクトリア・メモリアルの前に到着しました。
前日観に来た千葉さんの話では、さすがに戦争の影響なのか観光客は少ないとの事でしたが、今日は土曜日ということもあり、
時間が近づくにしたがってかなりの人々が集まってきました。
集まる観光客を整理する騎馬警官 ＆ やってきました衛兵楽隊の皆さん(←動画1.6MB)
衛兵交替式は約１時間半。立ちっぱなしで見ていたので足が棒になりました。(死語？)
坦々と形式ちっくにやりとりがあって、楽隊のいかにもサービス演奏が数曲。素晴らしいけど一度見たら二回は見なくてもイイです。(笑)
同じ時間に来ると云っていた梶原夫妻とは会えませんでした。
「ロンドン徒歩ツアー」は、参加者ひとりのまま更に歩き続けます。
バッキンガム宮殿から、セント・ジェームズ・パークを横断してテムズ川方面へ。
ココに来てようやく地図が欲しくなったので、ビッグ・ベンのすぐ下の交差点横にあったみやげ物屋でマップを購入。
お釣りが少なかったりして「やられた感」を感じつつもビッグ・ベンを見上げて、しっかり観光客モード。
一人だと自分を写真に収めるのが面倒なのだけれど、記念にと思いビッグ・ベンをバランス良くバックにして何度も挑戦しました。
撮るのに一生懸命で「笑顔」を忘れてしまいました。(↓写真参照)
これでおいらのロンドン観光完了？ ＆ すでに歩き疲れた顔(笑)
さすがにひと休みも兼ねて、ココからは地下鉄を利用しました。ウエスト・ミンスター駅から乗って、向かうは
タワー・ブリッジ＆ロンドン塔方面。
前述の通り、まともに予習していないおいらにみんなが、「とりあえず行っておきなさい」と
薦めてくれたところです。(笑)
最寄りのタワーヒル駅で降りて、さてまずはロンドン塔へ．．．と思いつつふと後ろを振り返ると、昨日グローブ座から見えていた
タマゴ型の妙に近代的なビルが、歴史を感じさせる町並みの上にチョコンと見えるではありませんか。
「行ってみよう！」と自分の中で決定する前に、足は勝手にロンドン塔とは反対方向へ歩き始めていました。
ロンドン塔の北側に当たるそのエリアは、観光案内にあるロンドンの歴史的な建物の雰囲気は微塵もなく、
近代的なビルの並ぶオフィス街。土曜日だからなのか、とにかく人がいません。ある意味ゴーストタウン状態。
目当てのタマゴ・ビルは、その中でも明らかに特異な形状。まるでビルの中にロボットでも入っているかのよう。
ビルの下まで来てみると、その異様さはさらにひしひしと感じられます。
建設中のクレーンが、タマゴ・ビルを囲むように３本立っていて、それはまるでタマゴを支えているスタンドのよう。
見た感じは銀行か何かかな？という感じでしたが、さすが興味を持つのはおいらだけぢゃないようで、
わざわざ写真を撮りに来てる人もいました。
いつでも発進OK！ってな感じ ＆ 観光ガイドには絶対載らないロンドンのビル
さて、ようやく観光モードに切り替えて、ロンドン塔＆タワー・ブリッジを遠目に見物していると、すっかりお昼に．．．
それこそガイドブックでもあれば、何か美味しいモノでも食べられそうなレストランとかわかったんでしょうが、
とりあえず目の前にあった"マクドナルド"でハンバーガー。(笑)
近くのベンチで食べていると、周りに集まっていた一羽のオスのハトが、しきりにメスにアプローチしていました。
相手にされないとわかると、サッサと別のメスに切り替える姿は、いかにも観光地にいる中途半端なサギ師のようにも見えました。
ロンドン塔の中を見学しようかとも思いましたが、あまりに天気がよろしいので、さらにこの周辺を散策しました。
そしてタワー・ブリッジを渡って対岸へ。
そのままテムズ川沿いをロンドン・ブリッジまで歩いてしまいました。
テムズ川沿いに建つもうひとつのロボタマ ＆ タワー・ブリッジ下の銅像パフォーマンス
ココまで約３時間近くも"観光地"らしい処をウロウロしていたので、ふと放浪モードに切り替わってしまったおいらは、
ロンドン・ブリッジからテムズ川を背に、南に向かって歩き始めたのでした。
ちなみにおいらの歩く速度はかなり速いです。(笑)
しばらくは道の両側にもお店が並んでいて、観光客らしい人達ともすれ違っていましたが、15分ほど黙々と歩いてしまうと、
そこは週末なのに歩行者の少ない、いかにも街はずれな雰囲気に．．．
そんな場所に入ってしまうと、地図を広げたり写真をとったりという観光客な行動をとれなくなってしまうおいらは小心者。
このまま来た道を戻れば確実なのでしたが、ココまで来たのと同じ時間をかけて戻る事に妙に抵抗を感じて、そのまましばらく
歩き続けたのでした。
体内時計ならぬ体内地図を頭の中で広げ、そろそろ右折すればビッグ・ベン方向に行けるかなという処にさしかかると、
そこには「Elephant & Castle」という地下鉄駅の表示。
駅があれば自分の今居る位置も確認できるだろうと、一目散に地下通路を使って大きなラウンドアバウトをくぐると、
その先にはよそ者のおいらでもその雰囲気が手に取るようにわかるくらい"地元のスーパーマーケット"。
建物の周りには、フリーマーケット状態に出店が並んでいて、"市場的雰囲気"がキョーレツにしました。
そして、客と店の人が異常に仲良し！(^^;
ドコ見ても"観光客はいない！
ほとんどが"黒人"
もし、立ち止まりでもしたら「なんだよそ者！」とか云われそうな感じで、ただただ人の流れに合わせてココから脱出する
ことだけを考えて通り抜けたのでした。しかし、市場を抜けてからよく見ると、駅はラウンドアバウトの向かい側だったらしく、
来た方向に戻らないと渡れないという事態になっていたのでした。
しかたがないので、ショッピング・センターに入って中から元の側に戻ることにしました。
建物の２階は、店鋪の空きスペースが多く、閑散とした感じでした。
無事に反対側に渡り、エレファント＆キャッスル駅へ。、とりあえず唯一確認できたピカデリー・サーカスまで黙々と切符を買って
地下鉄に乗る事ができました。
迷宮ショッピング・センター ロンドン一番の思い出(爆)
ピカデリー・サーカスに着くと、そこはまるで渋谷のハチ公前。(笑)
エロスの像を中心に、ダラ〜ッとした雰囲気が心地良さそうで、今日一日歩き続けたおいらはしばらく休憩しました。
20分程の人間ウォッチングにも飽きて広場周辺を歩き始めると、CDショップが目についたので
いくつか見てまわりました。タ○ーレコード、H○V、ヴァー○ンストア等、入ってみて感じた事。
「日本の音楽はほとんど置いていない」
タ○ーレコードで確認できたのは、ヒーリング系のコーナーに「センス」のアルバムくらいでした。(^^;
ちなみに唯一ジャケ買いしたCDは、現代音楽の作曲家オスカー・サラの電子音楽。シンセが「ピョエ〜〜ッ」とか「ムビョ〜〜ン」とか
いってる曲が入ってました。(笑)
CDショップの前では、全身銀色のロボコップ風な衣装を付けたダンサーが、スピーカーを内臓したトランクケースを台にして
ブレイクダンスのパフォーマンスをしていました。しばらく見ていると、曲が終わると同時に電池が切れたような動きで後ろを
向いてしゃがみ込み、カチャカチャとカセットを入れ替えているような感じ。で、再び曲がかかって踊り始めるのでした。
オートリバースかCDリピートとかにすればいいのに．．．とか思ってしまうのは、日本人的発想でしょうか？(笑)
日本人が多かったピカデリーサーカス ＆ CDショップ前のダンス・パフォーマンス
コーヒーを飲んで一息つくと、時間は午後５時を過ぎておりました。本日メインのハードロック・カフェには午後７時集合なので、
ピカデリー・サーカスからは真すぐにピカデリー通りを歩いて移動です。
途中、大きな本屋で時間を潰しながら時間に間に合うようにハードロック・カフェ向かいのグリーン・パークに到着。
太陽が沈み始めると日陰が妙に寒く感じて、少しでも日の当たるところに移動しながら時間まで休憩しました。
最後の日射しを浴びて．．．
さて、約束の午後７時。最初にハードロック・カフェ前に来たおいらは、レストランの隣にあるグッズショップを見たりして
他の４人の到着を待ちました。
そしてあの出来事が起こったのです！
土曜日の夜という事で、お店の前は食事のお客さんが次々やってきてすでに行列ができている状態。
地下鉄のタイミングに合わせてなのか、人の波が何度かくり返した中に、ようやく千葉さんと由布美ちゃんの姿を発見。
さらに二人のうしろには梶原さんとよしこさん。
みんなのの姿を確認したおいらは、全員揃ったと思い安心して、先に到着の千葉さん達とあいさつをしました。しかしその後、
・・・梶原さん達がこない。
待てど暮らせど、ついさっき千葉さんのすぐ後ろを歩いて来ていたハズの二人がこないのです。
「お金を下しにいったかな？」とか「何か忘れ物？」とか云って、"見間違い"とは全く思わなかったのです。
その証拠に、梶原夫妻を目撃した時の実況(←mp3)を聴いていただければ、おいらが疑いなく二人を見ていることを
分かっていただけると思います。
実はこの日、梶原さんはよしこさんと一度は市内観光にでたそうなのですが、具合が悪くなって、夕方にはホテルに戻って
いたそうなのです。
それぢゃあ、あの時おいらが見た二人はいったい・・・
ま、ビデオ撮ってたらもっと衝撃的だったんですけど．．．(^^;
週末大混雑なハードロック・カフェ ＆ ロンドンでもマイペースな女子高生(笑)
結局１時間待っても梶原さん達が現れなかったので、食事はしないでパブで少し飲んだだけでハードロック・カフェを後にして、
夜のタワー・ブリッジを見にタクシーで移動しました。
昼間、３時間近くもウロウロした場所なのに、やはり夜となると雰囲気は一変、ロマンちっくな場所でした。
怪しげなカメラ・クルーとモデルっぽいおねえちゃん達が、観光船周辺をウロウロしていて、突然走って逃げていったりと、
ちょっと不穏な動きはありましたけど．．．(笑)
宿に戻るとフロントの兄さんが、梶原さんが体調不良ですでに部屋にいると教えてくれました。
しかし部屋をノックしても返事がないので多少心配しつつも、千葉さんの部屋で"遅い夕食＆本日の打ち上げ"となりました。
明日はいよいよ最終日。それが今日よりも激しい一日になろうとは．．．
(つづく)
※この文章は、著者の極々主観的なノリで書いております。したがって登場人物の細かなプロフィール等に
間違いがあったりすることがあります。ご了承くだせい。m(_ _)m
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